
- あらすじ
- 1991年、父の栄転により東京の高校に転入してきた主人公―坂口 亜梨子は、校内にある中庭の片隅でクラスメイト―小椋 迅八とその親友―錦織 一成が交わす妖しい会話を立ち聞きしたのをキッカケに、2人が共有しているという夢―“ムーン・ドリーム”の話を聞くことになる。夢の中での2人はそれぞれ全くの別人、異星人の科学者であり、迅八は玉蘭、一成は槐という女性で、他の5人の仲間と共に“Z=KK101”と呼ぶ月にある極小の施設“月基地”から地球を見守って暮らしているのだという。
- その後、何かと亜梨子に絡んでくる7歳の少年―小林 輪を預かった折に、亜梨子は誤って彼をベランダから転落させてしまう。輪は奇跡的に軽傷で済んだが、それをキッカケに月基地での記憶とESP―“サーチェス・パワー”に覚醒。元気になった輪は「愛する亜梨子と婚約したい」と突拍子もない我儘を言って周囲を困らせる一方、裏では“Sくん”を名乗り松平 タカシを脅して“東京タワー”を強請るなど、深夜を中心に怪しい行動を人知れず繰り返すようになる。
- その頃亜梨子は、自身が金髪の美女―木蓮と呼ばれ、褐色の肌の美丈夫―紫苑と地球を遥かに臨む部屋で仲睦まじく会話する夢を見る。短い夢ながら迅八と一成のムーン・ドリームとの共通点を見出した亜梨子は、夢の2人の詳細な似顔絵と共に迅八達に話したところ、間違いなく同じ夢だという結論に達する。ならば他の仲間―繻子蘭、柊、秋海棠、紫苑も現世に存在するのではないかと考えた3人は、残る仲間を探している旨をオカルト雑誌の読者連絡欄に投稿。程なく柊―土橋 大介と繻子蘭―国生 桜の夢を見る男女2人組から、連絡を受ける。
- やがて顔を合わせた大介達から、ムーン・ドリームが自分達の前世であること、7人の科学者達の非業の死についてを知らされた亜梨子達は、度々月基地メンバーで集まる“会合”を開くようになる。しかし数度目の会合日、亜梨子に無理矢理同行した輪が、自身を2度目の転生を経た元・秋海棠であると偽り、現存する月基地を遠隔操作するための7つの短文―キィ・ワードを聞き出そうと、他のメンバーの記憶を次々に呼び起こす“同調連鎖”を始め、とうとう前世の世界の年表が作られるようになる。更に本当の秋海棠―笠間 春彦が輪に脅迫されて紫苑を名乗りながら、タカシを守ろうとしていた世話役―田村 一登に助けを求めたことで、事態はヤクザも加えての騒動に発展してしまう。輪の目的は? そして亜梨子達は、輪の策謀を止めることが出来るのか。
- OVA
- ぼくの地球を守って
- (ぼくのちきゅうをまもって)
- 全6巻
- 動画リスト
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