- あらすじ
- 太陽系が奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって破壊されてから、1000年後の遠未来。種の存続を賭けて繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する「播種船(はしゅせん)」を複数建造した人類は、ごく一部がかろうじて地球脱出に成功してガウナからの逃避を続ける一方、植民可能な惑星を探していた。
- 2人きりで暮らしていた祖父の死からおよそ3年後、谷風長道(たにかぜ ながて)は尽きてしまった食料探しのため、祖父の遺言を破って最下層部から上層部へ向かうが、米泥棒として拘束されてしまう。そこで、この世界が播種船の1つ「シドニア」であること、最下層部で誰にも知られずに生活していた谷風にはシドニア船員としての登録記録(国籍に相当)がないこと、祖父も15年以上前に死亡扱いになっていたことなどを知る。谷風は事情を知るシドニア艦長・小林の庇護の下、人型兵器「衛人(もりと)」の操縦士訓練生として抜擢され、星白閑(ほしじろ しずか)や科戸瀬イザナ(しなとせ いざな)ら同期の仲間と共に、正規操縦士を目指す。
- 谷風は歴史的な名機「継衛(つぐもり)」に搭乗し、小惑星での氷塊採掘の初任務にあたるが、その最中にガウナが突如出現する。ガウナの襲来を目の当たりにしたシドニア人類は、100年ぶりの恐怖に陥る。谷風はガウナに単独で攻撃を仕掛けるが、ガウナを倒すには外皮である胞衣(エナ)を剥がした後、本体をシドニアに28本しかない槍状の武器「カビザシ」で破壊しなければならない。破壊手段がない今、谷風はシドニアの重質量砲に合わせてその場から一時退避する。
- 重質量砲で胞衣を剥がされて遠方に飛ばされたガウナは再生しながら、シドニアの間近まで迫って来ていた。シドニアはエースである赤井班を投入してガウナの殲滅を試みるが、彼らは全滅させられてカビザシも漂流してしまう。また、シドニアがガウナの侵入を阻止すべく緊急回避を行ったため、慣性を制御しきれなかった船内は大惨事となる。谷風を含む訓練生で構成された岐神(くなと)班は、カビザシの回収任務を任されて無事帰路に就くが、進路を変えたガウナの攻撃に遭う。
- 他の機体が操縦不能に陥る中、谷風は継衛でカビザシを手にガウナに迫ると、かつての「撃墜王」のごとく単独で見事にガウナを撃破する。この活躍で一躍英雄と評された谷風は正規操縦士となり、ガウナとの果てしない戦いの幕が開ける。
- 第2期
- シドニアの騎士 第九惑星戦役
- (しどにあのきし だいきゅうわくせいせんえき)
- 全12話
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