
- あらすじ
- 一色健次郎博士による発明機関「示現エンジン」がそびえ立つ、ブルーアイランド。世界のエネルギー問題を解決へ導いたそれによる恩徳の下、世界の人々は平穏な日々を送っていた。大島に住む、健次郎の孫娘で中学生の一色あかねも、その1人である。健次郎の発明品の1つである浮遊バイク「わんこ」に乗り、入院中の母の一色ましろに代わって家計を助けるための新聞配達に励みながら、妹の一色ももが家事を受け持つ自宅の奥で発明に勤しむ健次郎と数時間ぶりの再会を喜び、大島北ノ山小中学校では小学生と一緒に授業や休み時間を享受する。そんな中、病気療養のために休学していた親友の二葉あおいが復学のために帰島することを知ったあかねは、彼女と共に進級できることも併せて喜びに湧く。 あかねは学校の帰りにあおいを迎えに行くが、それと並行して示現エンジンへ向かう巨大な存在があった。「アローン」と呼ばれるそれは、最新鋭の戦闘機や護衛艦を一撃で薙ぎ払うビーム兵器を持っていた。アローンの脅威に備えていた健次郎は、自宅の奥で「ビビッドシステム」を完成させるが、その際に起こった爆発の影響で意識がカワウソのぬいぐるみ「うそくん」へ転送され、元の肉体は抜け殻同然となってしまう。あかねは健次郎の指示で彼の肉体をとりあえず冷蔵庫へ放り込むと、不思議な鍵を託してきた健次郎と共にわんこで示現エンジンへ急ぐが、戦場と化していたその空域へ迷い込んだ航空機がアローンの攻撃を受け、示現エンジンの屋上へ不時着していくその窓にあおいの姿を目撃する。しかも、不時着して大破した機体はまもなく折れ砕け、あおいはあかねの目の前で海へ落下していく。7年前にましろと共に遭遇した実験事故から重度の高所恐怖症となっていたあかねは、示現エンジンの高度に一度は躊躇して立ち止まってしまうが、あおいを救うべく勇気を振り絞って再び飛び出す。 あかねが落下中のあおいに追い着いたその時、ビビッドシステムが発動した。鍵の閃光に包まれて瞬時に「パレットスーツ」への変身を遂げ、あおいと共に宙に浮いているあかねへ、健次郎はビビッドシステムこそがアローンに唯一対抗できる手段であることを語るのだった。
- ビビッドレッド・オペレーション
- (びびっどれっど・おぺれーしょん)
- 全12話
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