
- あらすじ
- 青森の核燃料再処理施設で、ある二人の人物によってプルトニウムが強奪される。その一人は、施設の床にスプレーで「VON」という謎のメッセージを書き残し、もう一人とともに施設を脱出する。
- それから半年後。夏休み前の暑い日、九重 新と久見 冬二がとある高校に転入してくる。周りの注目に目もくれず、二人はある計画を進めようとしていた。そして、二人は転入先で他の女子生徒からいじめられていた三島リサに心を奪われる。リサは二人がかつて脱出した施設に残してきた幼馴染に似ていた。
- 数日後、元警視庁捜査一課刑事で、現在は文書課で無為な日々を送っている柴崎は前日に見たとある動画を気にかけていた。その動画の中では、スピンクス1号・2号と名乗る二人の若者が犯行声明を出していた。動画の予告通り、東京で大規模停電が発生し、新と冬二が仕掛けた爆弾テロにより、都庁で大爆発が起こる。冬二がリサに目撃されたことから、新はリサに「ここで死ぬか、共犯者となるか」を選択させ、リサは共犯者となることを選ぶ。
- そして、スピンクス1号・2号は、次の爆破場所をなぞなぞで伝える新たな動画を公開する。捜査一課はこのなぞなぞの解明に失敗し、第二の爆破を許してしまう。捜査一課課長の倉橋は、第二の爆破事件直前になぞなぞの真の解を自分に伝えた柴崎に、捜査一課への復帰を促す。
- 捜査一課に復帰した柴崎の活躍は目覚ましく、スピンクス1号・2号の第三の爆破予告の謎を解き、爆破の阻止に成功する。意気上がる警視庁は都内に残された監視カメラの映像からスピンクス1号・2号のアジトを特定する。一方、スピンクス1号・2号は第四の爆破予告を公開し、「ズルしないで、ガキの遊びに付き合ってくれたら嬉しいな」と意味深なメッセージを伝える。柴崎はこのメッセージをスピンクス1号・2号が残した謎を正々堂々と解けという意味と捉えるが、容疑者逮捕を優先させた捜査一課の羽村ら刑事たちはアジトの強制捜査を優先させる。柴崎は謎を解くが、スピンクス1号・2号は「柴崎以外の警察官がズルをした」として、もぬけの殻のアジトに踏み込む警察官の姿を生中継した上に、ネット上に警視庁からハッキングした捜査情報を流出させ、警視庁の威信は地に落ちる。
- 残響のテロル
- (ざんきょうのてろる)
- 全11話
- 動画リスト
- 表示⇔非表示