
- あらすじ
- 2035年、日本。黒部峡谷一帯では医療目的の人工生体の研究のための研究都市が形成されていた。その研究都市に属する桐生生命工学研究所にて起きた人工生命体暴走事故「バースト」。それにより渓谷一帯は人工生命体「マター」によって埋め尽くされ、政府によって管理がされる危険地帯になってから2年が経過していた。
- バーストの事故によって家族を失ったうえ、自身は交通事故で重傷を負い、黒部平野に位置する桐生生命工学研究所に併設された桐生病院にて、リハビリを続けながら学校に通っていた橘アイコは、夏休みの1日前に転校してきた神崎雄哉によって突如拉致され、人工生体開発者である黒瀬進に引き合わせられ、信じがたい事実を告げられる。
- 世界初の人工生体を用いた治療を受けたアイコの今の体は、脳を除いてすべて人工生体製で本物の体ではなく、傷ついた体の治療のために一時的に脳を移植している状態ということ。「バースト」が起きたのは、複製の脳を移植したアイコの本物の体に治療で使用していた人工生体細胞が暴走したことで起きたということ。そして、バーストで死亡したと思われていたアイコの母親と弟は、バーストの爆心地、プライマリーポイントでマターに取り込まれながらもまだ生存している、というのだった。
- 黒瀬と神崎より、プライマリーポイントでアイコの本当の体に脳を移植すれば、マターの暴走は止まり、母親と弟を助け、自身も本物の体を手にすることができると言われたアイコは、最初は戸惑うも協力を決意。篠山大輔率いるダイバーチームと共に危険な封鎖地域に入り、プライマリーポイントへ向かう。
- A.I.C.O. Incarnation
- (あいこ いんかーねいしょん)
- 全12話
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